サフィ インターナショナル株式会社【NEW PARTNER】
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- 10月25日
- 読了時間: 2分

ITエンジニアのマネジメント経験を
生かして中古車事業で急成長
サフィ インターナショナル株式会社

サフィ インターナショナル代表取締役のサフィ・ナシールさんは、パキスタン出身で1993年に来日。約20年前に帰化され、佐府井ナシールさんとして30年以上日本を拠点に活躍されています。
パキスタンの大学ではエンジニア専攻、コンピュータシステムを学び、その後千葉大学に留学してさらにIT分野の知見に磨きをかけました。 「卒業後は、数々の外資系企業でプログラミングや技術開発をはじめ、プロジェクトマネジメントまで経験しました。自動車部品企業のコンチネンタル社ではネットワーク・インフラにも携わりました」と佐府井さん。
定年前には自分でビジネスを始めようと考えていた佐府井さんは、これまでのキャリアでつてのあったイギリスへの中古車輸出事業に着手。それがサフィ インターナショナルの出発点でした。
現在の仕向け地はイギリスとタイ。フォルクスワーゲンやアウディなどのドイツ車も需要がありますが、日本車ではトヨタのプリウス、シエンタ、エスティマ、ヴォクシー、ホンダのフィットやヴェゼルが人気で、特にハイブリッド車両のニーズが高いため、オークションで仕入れているそうです。
長年エンジニアとしてキャリアを築いてきた佐府井さんですが、中古車オークションは未経験。「初めてのオークションでは、左右のボタンを間違えて押して落札してしまいました」と笑います。
そんな佐府井さんも今では仕入れの感覚を身に付け、輸出を拡大。IT業界でのマネジメント経験が、需要・供給を想定した価格の管理・調整にも生きているそうです。
現在スタッフは3名ですが、息子さんも別の仕事をしながらも仕入れに協力。
現地イギリスのお客様の要望を電話で細かく確認し、連携しながら仕入れているといいます。 「オークネットのアラーム機能は、セリの時間を逃さないため重宝しています。また、おまとめサービスは会場ごとに振り込む必要がなくとても便利なので積極的に活用しています」と、実感するメリットを語ってくれました。
今後はドバイへの中古車輸出に興味があるため、「オークネットのさらなる輸出向けサービスにも期待しています」とエールを送っていただきました。

オークマン2025年11月号掲載記事







