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ジメックス株式会社【REAL VOICE】

  • meme inc
  • 2019年6月25日
  • 読了時間: 4分

更新日:5月23日


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世界54カ国に日本車を輸出しているジメックス株式会社。

ウズベキスタン出身で日本に帰化した代表に、 急成長の秘訣を聞きました。


目次



  1. 中古車輸出は世界54か国に広がる


ジメックス株式会社 代表取締役 リズキエフイブロヒムさん
ジメックス株式会社 代表取締役 リズキエフイブロヒムさん

 日本の中古車を海外に輸出しているジメックス株式会社の設立は2007年。ウズベキスタン出身の代表取締役リズキエフイブロヒムさんが、営業と事務担当社員と3名で立ち上げました。

ウズベキスタンは旧ソ連の崩壊によって、1991年に共和国として独立。このときイブロヒムさんは17歳。社会主義から資本主義への転換で、独立と同時に流入してきた欧米の商品や情報に刺激され、すぐに商売を始めたそうです。

「知り合いが外国から仕入れたスポーツウエアや衣料品の販売を手伝っていました。その頃に、日本製の時計や家電を販売する機会もあって、その品質の高さに驚いたのを覚えています」

 いつかは日本で商売がしたい、という思いを抱き、大学では日本語を専攻。

22歳のときに念願だった日本留学の夢を果たし、27歳まで九州の大学院で学びます。その後、アメリカのビジネススクール卒業を経て日本に帰国。ついにジメックスを設立したのです。

「当初はウズベキスタンから資源を輸入し、日本からウズベキスタンに医療機器を輸出していましたが、すぐに日本車を仕入れてほしいというニーズが大きくなっていったんです。設立から1年後には、扱う商品はほとんど中古車だけになりました」

 新興国の国内マーケットが成長するのに合わせ、輸出台数は右肩上がりで伸びていったそうです。当初の主な取引国はキルギスタン、グルジア、ミャンマー、ロシアなど。2014年にキルギスタンで外国車輸入が禁止された際に、輸出台数が前年比の半分ほどになるというピンチはありましたが、その後は取引国を増やすことで政変や法改正、関税の変動などによるリスクを分散。昨年は54カ国に、月平均で1000台ほどを輸出するまでに成長しました。


イブロヒムさんが「日本で一番落ち着く街だった」という横浜に本社を構える。

本社では10か国のスタッフが21か国語を駆使して世界各国と取引している。



  1. ライブオークションで多様なニーズに応える


 海外の中古車市場では、日本車は絶大な人気を誇っているそう。耐久性が高く、メンテナンスがしやすく、パーツも簡単に手に入るのは日本車ならでは。走行距離も15万㎞くらいまでは問題なく売れるのだとか。

 それでも、求められる車種は国ごとに微妙に異なるとイブロヒムさんは言います。「例えば、グルジアだとパジェロイオの人気がすごく高い。右ハンドル車は走れないので、左ハンドルに変更しなければいけないのですが、パジェロイオはそれがすごく簡単なんです」

 オークネットのご利用開始は2011年から。それまではアイオークをご利用いただいていましたが、取扱台数が増えたため、オークネットへ入会。ライブオークションへも参加していただくようになりました。

「取引国が増えるに従って、売れる車も変わってきました。ハイブリッド車やミニバンなど、数年前はニーズのなかった車種の人気も高まっています。これからもオークネットを利用して、多様なニーズに応えたいです」


オークション会場からスムーズに現車を運べるよう、

日本各地に自社ヤードで点検整備を施してから船で世界に運ばれる。


  1. 見逃し防止、スタッフ負担減。メリット多数な、らくPOS利用

 らくPOSとは、希望金額を入力するだけの簡単登録で、PCが応札信号を自動で入れてくれるシステムのこと。ジメックス様でも2018年2月からご利用いただいております。

「 多いときは1日に60台くらいは買いますから、一度に複数台入札しなきゃいけない場合もある。10台前まで入札できるので、同時 入札や急な予定での見逃しや買い逃しの心配 が、らくPOSを利用してからなくなりました」


AUCMAN2019年7月号掲載記事

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