株式会社D&Dマネージメント【 REAL VOICE】
- meme inc
- 2022年9月25日
- 読了時間: 4分
更新日:5月23日

積み重ねたノウハウを駆使して市場におけるビジネスチャンスとリスクを分析し、適格なサービスを届けることで、変容し続ける自動車流通マーケットをお客様と一緒に乗り越えてきた株式会社D&Dマネージメント。
その事業内容の一端をご紹介します。
目次
情報をできる限りリアルタイムで提供

創業からわずか15年で、自動車関連業界において確固たる地位を築き上げた企業があります。ディーラーだけでなく、リース会社、レンタカー会社、ガソリンスタンドといった企業へのコンサルティング、並びにシステム構築をメインに、さまざまな事業を展開する株式会社D&Dマネージメント。現在はグループ会社(事業会社10社、ホールディンス1社)含め6000名を超える、コングロマリットとなっていますが、創業時はたった5人でのスタートだったのだとか。私もディーラー出身なのでよく覚えていますが、「ひと昔前までは査定業務がまったく情報化されておらず、赤字や黒本と呼ばれている自動車価格月報がほとんど唯一の参考資料でした」と、当時のことを教えてくれたのは、同社営業本部 部長の牧野真也さん。
「車種とグレード別に、新車価格、中古車小売価格、中古車下取り価格、中古車卸売価格が記載されていて、それを元に査定するのが常識でした。ただ、この本は四半期に一度、早いときでもひと月ごとにしか改訂されなかったので、どうしても情報の鮮度がよくなかったんです」
当時は大型買い取り店が一気に勢力を拡大している時期でもありました。気の買い取り金額を提示し、消費者はどんどん買い取り店に流れていく状況。
「そんなときに、数カ月前の情報が載った本を見ながら査定をしていたのでは、買い取り店が出す金額にはとても太刀打ちできませんでした”今”の相場を提案し、買い取り全額を保証するサービスが求められていると感じ、プライシングサービスを提供したのが、D&Dマネージメントのスタートです」(牧野さん)
最新の相場情報を把握している専門スタッフが、適格なプライシングでクライアントの要望に応えられる企業は当時少なく、顧客は右肩上がりで増えていきます。さらに、創業翌年2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災の影響もあり、中古車の相場はそれまでに比べると目まぐるしく変化するようになっていました。そうした状況もあって、プライシングサービスから派生したのが残価保証サービスです。
「もちろん各メーカーでも残価設定をすることが可能ですが、どうしても保守的な価格設定になってしまいがちです。ですが、我々には今までに積み重ねてきた知見とノウハウがありますので、中古車相場の”今”と”未来”を読み切ったプライシングが可能です。リース会社、レンタカー会社の短期間配備による残価保証の請負実績も多く、おかげさまで毎年依頼が増加しています」と、営業本部 本部長補佐の奥田敏博さんは言います。

丁寧なサービスと使いやすさは群を抜く
さらに、 自動車流通に関わるさまざまな企業間をつなぐ、仲介役としてのサービスも展開しています。中古車販売店様向けの仕入れ機能を担うことをはじめ、2017年にはバジェット・レンタカーのFCフランチャイジーとなり、石垣空港店をオープン。BtoC領域へも参入しました。
今後も電気自動車の販売強化、カーシェアリング事業への進出、次世代自動車の活用など、モビリティ事業全体を野に入れた事業拡大を見据えているのだとか。
「今後はDXにさらに注力していかなければなりません。これまで培ってきたノウハウを、より効率的に活用していくためのデジタル化は弊社の成長のために不可欠です。その一環として、オークネットのサービスもぜひ活用させていただきたい。中古車オークションサイトはたくさんありますがやはり先駆者だけあり、オークネットのインターフェイスは使いやすく洗練されています。事業の効率化のためにも、これから活用させていただくシーンが増えていくのではないかと思います」(牧野さん)
至る所に観葉植物が配置され、床面や壁面にもウッディーな仕様が施され、自然を感じさせる社内。
ここから次代を担う新しいアイディアが生まれる。
AUCMAN2022年10月号掲載記事
















