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有限会社松下モータース【REAL VOICE】

更新日:9月26日

お客様と真っすぐ向き合い信頼感を醸成

オークネットのサービスと共に


有限会社松下モータース


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今期売上高が100億円を突破することが予想される松下モータース。

オークネットのサービスをご利用いただきつつ、独自の経営思想で躍進を続ける松下社長にお話を伺いました。

▼目次




1 . 評価制度を工夫し

   モチベーションを高める


代表取締役 松下佳正さん
代表取締役 松下佳正さん

創業78年を数える松下モータース。祖父の代の自転車店から始まり、父の代の1970年代後半には新車・新古車・中古車といった現在と同様の自動車販売を開始。8年前に松下佳正さんが社長に就任しました。

 静岡県掛川市に単一拠点を構え、直近では売上高100億円が見込める成長を遂げています。2011年比で実に20倍。1拠点に1200台以上の在庫を有し、年間5000台以上を販売するというスケール感です。多店舗展開しない理由を松下さんは次のように語ります。

「この業界では、一般的に3割程度の在庫を動かせばビジネスは成り立つといわれています。4割〜5割いけば繁盛店。1拠点でそれを達成できれば多店舗化する必要はないと考えます。多店舗展開のリスクとしては、不採算店舗が出てしまったり、各店舗にすべての職種の社員を配置する必要があったり。1拠点であれば、職種による完全な分業が可能ですし生産性が高い運営ができると思うのです」

 本店では80名以上が働き、営業17名、整備スタッフは一級整備士含め15名の布陣だといいますが、営業・整備スタッフはここ3年間の離職者が一人もいないそうです。

「一つは自分の職種に専念できるということ、もう一つは評価制度です。例えば営業であれば、お客様がリピートしてくださることに最大のインセンティブを置く。すると、利益率の高い車を薦めるのではなく、お客様に真摯に向き合えるようになり、モチベーション向上にもつながります。定着率が高まれば熟練社員の多い環境が実現します」

 女子大生のお客様がスズキのラパンを購入し、社会人になるとダイハツのムーヴ キャンバスに乗り、家族ができれば日産のミニバンを選ぶ……。こうしたお客様に寄り添った営業活動が評価されるということです。

 さて、躍進を続ける事業の秘訣はこうした職場環境に加え、マーケティング力と信頼される品質にもあるようです。

 松下社長は大学で情報通信工学を学び、在学中からSEO対策について独学で研究してきた経緯があり、自社サイトはシステム構築からご自身で対応しているそうです。掛川近辺以外からの購入が約6割という実績は、いかに自社サイトによるマーケティングが優れているかの裏返しです。

 また、AISの鑑定を全車に実施することで商品品質も担保しています。「点数だけではなく、例えばこのドアパネルは再塗装しているといった情報もキチンと伝えます。5年後、

10年後にそのパネルだけ色が変わってきた場合、不信感につながりますから」と、松下社長は力説します。

 社員もお客様も大切にする姿勢が、現在のすばらしい業績の土台にあるようです。


仕上げ工程ではほぼ新車の輝きに。写真のスタッフとは別に、地域のシルバー人材の働き場所としても提供されている


2 . オークネットのサービスは

使いやすさとスピードを評価


オークネットとのお付き合いは、オークネオステーションハイパーを通じて20

年以上。年間1000台を超える仕入れを賄っているそうです。

「使いやすいですし、検索時間が速い。短時間でいい仕事ができます。また、共有在庫も利用しています。最低限在庫3割を稼働させ4割を目指すという姿勢ですから、業販でも在庫の回転率を上げるためには必要不可欠です」

 こうした評価と同時に、「業界はどんどん変化しますから、柔軟に対応することが必要だと思っています。ですからオークネットさんも、会員の声一つひとつをしっかり聞いてサービスをブラッシュアップしていくことが大事だと思います」と、アドバイスもいただきました。

 お客様を第一に考えられる仕組みを作ることで、お客様から信頼を得てリピートしてもら

う。「その積み重ねの連鎖が松下モータースの事業を支えています」という松下社長に一切のおごりはありません。


新しい整備工場。お客様の立場に立って徹底的に整備される


本社隣の整備工場。本社社屋は2年後に建て替えられる予定


オークマン2025年10月号掲載記事


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