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有限会社EVER GREEN【NEW PARTNER】


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オークネット入会で、パキスタン向け高額車両の仕入れを目指す


有限会社EVER GREEN


CEO アビッド・チョウドリ・カユーンさん
CEO アビッド・チョウドリ・カユーンさん

CEOを務めるアビッド・チョウドリ・カユーンさんは、1962年パキスタン生まれの日本育ち(神奈川県藤沢市)だそうです。一度はパキスタンに戻りましたが、2度目の来日時に現在EVER GREENの代表であるモーリックさんと共に、同社を立ち上げました。

 飲食などサービス業も展開する同社の本社は新宿にありますが、海外渡航の機会が多い中古車部門は、空の玄関口「成田空港」に近い富里市に立地しています。

 これまでの中古車輸出の実績としては、「全国各地のオークションで月に100台以上落札して、主にニュージーランドやイギリスに輸出していました」と、カユーンさん。その内訳は、ニュージーランドに約80台、イギリスに約50台程度だったといいます。

 しかし「近年、私の母国であるパキスタンでの高級車需要の高まりから、ランドクルーザー、レクサス、ベンツ、レンジローバーなど高価格帯の中古車の仕入れが必要になりました。いずれも1000万円程度の車です。そこでハイクラスの車を仕入れやすいオークネットに入会することにしました」とのこと。

それまではアイオーク会員でしたが、パキスタンの状況も含め落札台数の伸びが見込めたた

め、手数料でコストメリットのあるオークネットに移行していただいたという経緯です。

 カユーンさんは「順調にいけば、輸出は月間300台ペースにまで増加する可能性があります」と、予想します。そのために、手が空いているスタッフを港に向かわせて輸出車両をチェックするなど、相手先へはなるべく多くの情報提供を心掛けているそうです。

 また、「マルチ・スズキ・インディア(通称マルチ・スズキ)」によるジムニーの5ドア車については、先行して日本で輸入販売を行い、少しでも早く手に入れたいというニーズに応えてきたことも、お客様を大切にする同社の強みの裏返しなのかもしれません。

 さらに最近では、輸出向け中古車の買取専門店「CARSTOCK」も立ち上げました。これは、オークション落札で足りない分を補うことや、相手国のバイヤーに少しでも安価で提供することを目的にしているそうです。将来的には直営だけで数十店舗を目指しているといいます。

 こうした店舗拡大計画の裏では、日本で働いてもらう人材育成を目的として、パキスタンに日本語や日本文化が学べる学校の設立も予定しているというから驚きます。

 今後のEVER GREENの取り組みからは、ますます目が離せません。


 高額商品ゆえに、その技術力が信頼へとつながる
富里市にあるEVER GREENにの外観

オークマン2025年6月号掲載記事


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